武学MASの基礎功夫 「弓箭式について」その2
- 2018.08.29 Wednesday
- 19:23
動画では武学MASの基礎で学習する立ち方「騎馬式」と「弓箭式」の2種を紹介しています。
前回記事からの続きで
「弓箭式(きゅうせんしき)」について紹介します(^-^)
「騎馬式」については下記記事を参考にしてください。
関連記事:
前回記事では、
重心移動に合わせた膝の位置を紹介しています(写真1)
(写真1)
次は、「弓箭式」上の正面、
被写体の顔とおへそが向いている方向を正面として
各部の位置を確認してみましょう(写真2)
(写真2)
鼻先、手、おへそ、膝、足が中心軸上にそろいます。
特に鼻先、手、足の三つがそろう事を
「三尖相照(さんせんそうしょう)」と言います。
「三尖相照」は伝統武術ではうるさく言われるものです
特に「武器術」において
この感覚を身に付けておかなければ
致命的となりますo(>_<)o
当会では最初に学習する基本の立ち方からでも
「三尖相照」ような「武術」の基礎を身に付けていけるように心掛けます。
このような外形の注意点はまだありますが、
この辺りで止めておき
続いて外からは見えにくい
内意の部分も一部紹介します
上の写真で
膝と足に対する力のかけ方の意識を
矢印のイメージで示してみました( ̄ー ̄)b
膝は進行方向に対して
前後に向かう張力を宿します、
形を作るだけではなく実際に力があります(≧U≦)
ちからはしっかりとあるのですが
弓箭式の形が崩れてしまわないように
後膝には「伸」の字訣、
前膝には「弯(氵がない湾)」の字訣が要求されます。
足は
前足に「採」の字訣
後足に「蹬(足へんに登)」の字訣
両方の足底には「抓」の字訣が要求されます(☆>⊇<)
各字訣のこまかなコツは口伝身授となります。
(口と体でなければなかなか伝えきれない細やかな部分もあるのです)
ここまで武学MASで学習する基本の立ち方
「弓箭式」の概要を説明してまいりました。
この他にも「弓箭式」の形式を利用した
「虎樁(ことう)」と言う基礎練功が当会には伝わっています。
上体の形は写真で紹介したものとは違うのですが
「虎樁」では
下体は同じ弓箭式の形を使います。
そして発勁の基礎である
「撑(手へんに掌)勁」を養いながらその概念を自得していきます。
「撑(手へんに掌)勁」は一般的に「十字勁」と呼ばれていますφ(.. )
このように弓箭式にはまだまだいろいろとあるのですが
切りがありませんので
弓箭式についてはここまでとさせていただきたいと思います。
このブログ記事を読んで興味をお持ちいただけましたら
是非当会のレッスンを受けてみてください
文章だけでは伝えきれない部分もしっかりお伝えできると思います
(前回の記事)
注意):
このハウツーブログは基本的に武学MASで学ばれた方の予習、復習用、
武学MASの技術紹介用、参考資料用として記事を構成しています。
独習独学を薦めるものではありません。
独学での怪我やそれに関するトラブルに関しましては当方では 責任を負えません。
独学でこの記事を読み練習される場合は 自己責任でお願いします。
できればレッスンを受けていただき正しい知識と身体認知をもって練習していただければうれしいです。
*武学MASは神戸を中心に八極拳・劈掛掌・八卦掌・太極拳・武器などの中国武術を指導しております。
初心者や体力に自信のない方も基本から安心して学習できるプライベートレッスン(個人指導)と
セミナーの依頼を随時受け付けております。
詳しくは武学MASのホームページの総合案内をご覧ください。
レッスンの時間や場所、神戸市外への出張相談などもお気軽にお問合せください(^-^)
問合せ:(こちらをクリック)⇒メールお問合せフォーム
- 武術基礎
- -
- -